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趙紫陽氏死去10年 名誉回復の道遠く 中国メディア黙殺 当局なお影響警戒 (2/3ページ)

2015.1.20 06:05

死去から10年を迎えた中国共産党の趙紫陽・元総書記の自宅を訪れ、遺影に向かい頭を下げる人たち=2015年1月17日、中国・首都北京市(ロイター)

死去から10年を迎えた中国共産党の趙紫陽・元総書記の自宅を訪れ、遺影に向かい頭を下げる人たち=2015年1月17日、中国・首都北京市(ロイター)【拡大】

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 趙氏の命日には例年、民主化活動家や陳情者らが集まり、警察官ともみ合い拘束されるなどしていたが、今年の訪問客は大半が老人で混乱はなかった。ある関係者は「当局の締め付けが厳しくなり、今はほとんどの陳情者は北京から追い出されている。活動家の多くが捕まっているからここに来られない」と話す。

 趙氏の次男の趙二軍氏と長女の王雁南氏が来客の応対にあたったが、言葉は少なかった。共産党高級幹部の遺骨は北京郊外の八宝山革命公墓に埋葬されるのが一般的だが、中国当局が趙氏の遺骨の受け入れを拒否しているため、遺骨は今も自宅に安置されている。

 「天安門」再評価へ恐れ

 趙氏は習近平国家主席の父親の習仲勲元副首相と同じ改革派で、天安門事件の際は習仲勲氏も趙氏と同様にデモ鎮圧に反対の立場だったといわれる。趙氏が2005年に死去したとき、習主席の母親・斉心氏は「子供たちを代表して」花を贈ったこともある。

趙紫陽氏とは

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