【Fashion Addict】
キルティング・バッグを中心とする米国の「ヴェラ・ブラッドリー」が、日本初となる旗艦店を東京・代官山に出した。花や自然をモチーフにした色柄の鮮やかなバッグや小物は収納たっぷりで丈夫であるなど、ファッション性と機能性を兼ね備えた優れモノ。昨年10月のオープン以来、店内はベビーカーを押す「ママさん」やファッション好きの女性たちで終日、にぎわいを見せている。
「ママさん」も御用達
「あ、あそこよ」「行ってみよう」。1月のウイークデーの午後、東急線代官山駅から直結する商業ビルにある「ヴェラ・ブラッドリー代官山店」に、電車から降りたばかりの2人の女性連れが吸い込まれていった。おしゃれなセレクトショップが立ち並ぶ代官山で、ひときわ目立つ鮮やかな色柄のバッグがディスプレーされている。日中は子供連れを含む多くの女性客でにぎわっている。
ヴェラ・ブラッドリーは1982年、米インディアナ州に住むバーバラ・ベッカードとパトリシア・ミラーの2人が「手にするだけで気分が晴れるようなバッグを作りたい」と創業。ブランド名はバーバラの母の名から取っており、1930年代にモデルとして活躍、そのクラシカルで華やか、かつモダンだったたたずまいがコンセプトとなっている。