デジタル技術で作られた虹の色を出すためにビビッドな色が写る設定に変え、夜遅くまで走っていた路面電車が走り去る姿をシャッタースピードを落として撮ることでスピード感を出しました=2014年10月5日、カナダ・オンタリオ州トロント(須藤夕子さん撮影)【拡大】
≪周囲のビル入れて大きさをハッキリと≫
タワーの真下で、垂直を意識しながら撮りました。青空に向かってそびえ立つ大きなタワーだということが分かるようにするためには、周辺のビルを入れて撮ると良いでしょう。比較されることで大きさが分かりますね。
【Data】
・カメラ Canon EOS-1D X
・絞り F13
・シャッタースピード 1/200
・ISO 100
・WB 太陽
≪高層のレストラン 風景生かす工夫を≫
CNタワーの高さおよそ340メートルに位置する回転レストランから撮った写真です。360度一周を60分で回転し、景色を見ながらご飯を食べられます。必ず予約してから行きましょう。窓際の席に座って撮影していると、海や鉄道、トロントのビル群などが次々と視界に飛び込んできて、60分があっという間に感じるほど夢中になります。
目は優れたレンズですので、レストランの内側と風景側もしっかり見えるのですが、これではあまりにも現実的な写真になってしまうので、手前の窓枠と人物をシルエットにしました。こうするとドラマチックで、写真を見る人は景色の方をしっかり見ようとしますよね。
【Data】
・カメラ Canon EOS 5D Mark III
・絞り F3.2
・シャッタースピード 1/16
・ISO 800
・WB 太陽