スタニスラフ・ワウリンカ(スイス)との準々決勝でボールに食らいつく錦織圭(にしこり・けい)=2015年1月28日、オーストラリア・メルボルン(ロイター)【拡大】
流れつかめず…
流れをつかみきれないまま、4強への道は閉ざされた。前回王者の圧力を前に、錦織は本来の攻撃的なテニスを展開できなかった。最後はサービスエースを決められ、しばらく顔を上げられなかった。「どうしたらいいのか、見えてこなかった。いいプレーが出るのが遅かった」と悔しさをあらわにした。
ワウリンカには準優勝した昨年の全米オープンでは競り勝った。だが、強さと速さ、深さを兼ね備えたこの日のショットは想像以上だった。片手バックハンドの角度あるクロスに対応しようとするうちに、ストレートを決められた。調子が悪い中で打ち急いだ錦織はミスを連発した。
第2セット途中からは「事前に考えていなかった」というサーブアンドボレーで主導権を握る場面をつくった。ただ、これは得意のベースラインからの打ち合いで優位に立てなかったことの裏返しでもあった。決定打の数はワウリンカの半分の23本。第3セットは第2ゲームで初めてブレークしたが、直後のサービスゲームを落とす展開の悪さも重なった。