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3D筋肉細胞培養の未来 大和田潔 (2/2ページ)

2015.2.2 10:05

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 体を動かさなくなると筋肉はやせて細くなり(筋萎縮)、関節の動きも悪くなっていきます(関節拘縮(こうしゅく))。私たち神経内科医は、脳卒中の患者さんをたくさん拝見します。治療とへ移行して可能な限り急いでリハビリテーションを導入します。その人の筋肉が萎縮し、関節拘縮が起きることを最小にとどめるためです。

 このように運動能力が低下すると、さらなる運動機能の低下を招くという悪循循環に陥りやすくなります。いったん運動能力が低下してしまうと、そこから鍛え直していくのも難しくなります。ロコモもその一つです。そのため地方自治体では、いったん発症してしまうと厄介なロコモを健康体操などで予防することに力を入れています。メタボリックシンドロームによる認知症や合併症の予防を兼ねて、50~60代からそれぞれの体に合った運動を継続する必要があります。

 今回の3次元的に筋肉細胞を培養し機能させるという技術は、たとえ筋肉が萎縮してしまっても、その人の細胞で補完できる可能性が出てきたことを示しています。運動機能低下の悪循環から脱出するすばらしい進歩です。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS

 

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