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【坂上忍の白黒つけて何が悪い!】元気になって何かしたくなるのよ (1/4ページ)

2015.2.6 15:25

【かざすンAR(視聴無料)】映画「はじまりのうた」(ジョン・カーニー監督)。2月7日公開(アルシネテラン提供)。(C)2013_KILLIFISH_PRODUCTIONS,INC.ALL_RIGHTS_RESERVED

【かざすンAR(視聴無料)】映画「はじまりのうた」(ジョン・カーニー監督)。2月7日公開(アルシネテラン提供)。(C)2013_KILLIFISH_PRODUCTIONS,INC.ALL_RIGHTS_RESERVED【拡大】

  • 撮影現場で休憩するジョン・カーニー監督=2010年3月31日(アルシネテラン提供)
  • 俳優、タレント、歌手、映画監督、演出家とマルチに活躍する坂上忍さん(中鉢久美子撮影)

 □映画「はじまりのうた」

 元気になる映画である。忘れかけていたモノを思いださせてくれる映画である。この映画を見ると音楽が聴きたくなる。CDを買いたくなる。プラモデルでも何でもいいからモノを作ってみたくなる。恋をしてみたくなる。海外旅行に行きたくなる…っつうか、海外に住みたくなる。コレ、わたしなりの最高の褒め言葉。

 酒浸りの音楽プロデューサー(マーク・ラファロ)。妻(キャサリン・キーナー)とは別居状態。自分がオーナーだった会社からもクビを宣告されてしまう。一方、人気ミュージシャンの彼(アダム・レヴィーン)を持つ女の子(キーラ・ナイトレイ)。しかし、彼氏が仕事先で女性スタッフに手をつけてしまい、あえなく破局…。そんな2人が、とあるBARで出会う。

 低予算でも良品

 物語はそこから転がり始め、いわゆるサクセス・ストーリー&ハッピーエンド。構成としては、ごくごく単純なんでございます。が、なんなんだろう。とにかくいいのよね。何がいいって、まずは主演の2人が。ナイトレイは、その美貌をひけらかすことなく、どこにでもいるような夢見る女の子をサラリと演じている。ラファロは、過去の栄光をどこか忘れられず、一方で厳し過ぎる現実を受け止めつつ、その狭間(はざま)でもがき苦しむ様を絶妙な力の抜き加減で好演。

監督の愛情が見える

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