愛知県蒲郡(がまごおり)市と愛知学院大学、明治(東京都江東区)の産官学共同で男女347人を対象に「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」を行ったところ、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを1カ月間、毎日一定量摂取すると、血圧低下やHDL(善玉)コレステロール値上昇などの効果があることが分かった。これだけの大規模調査での実証研究は日本では初めて。2月14日のバレンタインデーに向けて、「チョコレートの健康効果」が関心を集めそうだ。
蒲郡住民ら4週間摂取
この実証研究は、蒲郡市の「ヘルスケア計画」に基づくもので、同市内外の45~69歳の男女347人にカカオポリフェノールを多く含むチョコレート(カカオ分72%のチョコレート)を毎日25グラム、4週間摂取してもらい、前後の血圧と脂質や糖の代謝を調べ、生活習慣病改善の効果を探った。
この結果、血圧については対象者を高血圧群(82人)と正常血圧群(265人)に分けて最高血圧の変化を調べたところ、高血圧群で平均5.86mmHgの低下を確認。正常血圧群では平均1.62mmHgの低下があり、血圧が高めの人に対して、より低下効果があることが明らかになった。対象者全体でみても、最高血圧・最低血圧ともに統計的に有意な減少傾向がみられた。