血管中のLDL(悪玉)コレステロールを排除する役割を持つHDL(善玉)コレステロールの数値をみたとろ、対象者全体で平均値が1.8mg/dl上昇、これも高い有意性をもっていることが分かった。
対象者全員に健康に関するアンケートを実施したところ、摂取していた1カ月の間「精神的にも肉体的にも活動的だった」ことが分かった。また、全員の体重と肥満度を示すBMIの数値にほとんど変化はなく、25グラム程度のチョコレートの毎日の摂取は「体重の増加につながらない」ことも確認された。
血管を広げる作用
実証研究にあたった愛知学院大学心身科学部の大澤俊彦教授は「日本で初めての大規模調査でしたが、驚くほどの結果が出たと思います。血圧は血管が詰まり、細くなることで上昇しますが、チョコレートを食べることで血管を広げる作用が期待できることが分かりました。また、重要なコレステロールのバランスにおいても、カカオポリフェノールのもつ強力な酸化抑制効果が考えられます」と話す。
この結果をもとに男女500人にアンケートしたところ、約8割が「血圧低下などチョコレートの健康効果は意外」と驚きながら、「関心や興味がある」も8割近くあった。こうした効果を知って「チョコレートを毎日の生活に取り入れたいか」と聞いたところ、「取り入れたい」が約82%にのぼった。