【金賞】
■株式会社北一商店 さらり畳 RUGSTYLE
一歩、部屋に入ると何か空気感が違った。その秘密は敷き詰めた畳にあった。畳にいやな臭いを取り去る機能が備わっていたのだ。
「さらり畳」はこうした感覚を実感できる消臭機能付き畳。RUGSTYLEは、この機能を生かしつつ、ラグやマット感覚で、フローリングなどに敷けるようにしたシリーズ商品(置き畳)だ。
畳が周囲の臭いを取り去るのは、インシュレーションボードと呼ばれる畳の構成部材に茶殻が混ぜ込んであるため。茶殻に含まれるカテキンには消臭や抗菌などの効果のあることが良く知られている。つまり畳内部の有効成分が、臭いを吸着する仕組みだ。
さらり畳はどのようにして誕生したのだろうか。約100年の歴史をもつ畳の専門商社・北一商店は、新たな畳の可能性を切り開こうと数々の試みに挑んできた。一方、飲料大手の伊藤園は、茶系飲料の製造時に発生する大量の茶殻を工業製品として有効利用できないものかと模索。