【編集後記】
■確かにあった「豊かで平和な生活」
「イスラム国」による日本人人質事件を受け、中東・アフリカ地域を旅行することの危険性がメディアなどで指摘されている。人質事件の以前にも、訪問したカイロ大学の前では爆撃テロが起きるなど、危険性が小さいとはいえない。
それでも、中東・アフリカ地域の豊かな食文化や歴史遺産は魅力的で、実際に行ってみないと分からないことが多いと改めて感じた。これまでの旅の中でも、この地域は特に印象深い。これまでの自分の価値観が大きく変わるような場面に何度も直面した。危険性ばかりが注目されるが、そこには「豊かで平和な生活」が確かにあった。(獨協大学 有志学生記者、斎藤悠輔)