北京大学内にある「スタンフォードセンター」で演説する米ロサンゼルス市のエリック・ガルセッティ市長。欧米の名門大学との連携を進める中国の大学からも、「西側の価値観」は排除されるのだろうか=2014年11月20日、中国・首都北京市(ロイター)【拡大】
シンガポール紙ストレーツ・タイムズ(電子版、2月12日)が掲載した米大学教授の寄稿は、「中国の数千万人の学生は備えるべき知識や技術を習得できず、ましてや経済面での世界的競争力を高めることはできない」「中国政府が締め付けをすぐにやめない限り、習氏が掲げる『中国の夢』は、衰退と後退を加速させる悪夢へと変わってしまうだろう」と警告している。
意外なことに、中国共産党のメディアも異論を紹介した。党機関紙、人民日報のニュースサイト人民網は9日、文化大革命を念頭に、「極端に走って、知識分子に対して“左”が行ったような歴史の過ちを繰り返してはならない」とした天津の名門大学、南開大学の●(=龍の下に共)克学長(59)のコメントを掲載した。
指導層の子弟は欧米留学
だが、英BBC放送のウェブサイト(中国語版、2月10日)によれば、このコメントは新華網など他の主要ニュースサイトに一時転載された後、ほどなくして削除されたという。当局の指導があったのか、自主規制だったのかは不明だが、メディア規制の一端をうかがわせた。