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ソニー、音響・映像事業を分社化 半導体・娯楽主力に 営業益5000億円目標 (2/3ページ)

2015.2.19 10:50

新たな中期経営方針を発表するソニーの平井一夫社長=2015年2月18日、東京都港区のソニー本社(小野淳一撮影)

新たな中期経営方針を発表するソニーの平井一夫社長=2015年2月18日、東京都港区のソニー本社(小野淳一撮影)【拡大】

 15年度から3年間は、半導体や娯楽関連に力を入れることで収益を確保する。競合企業が少なく、先進的な技術や知見でソニーが優位に立つ分野へ集中的に投資する。17年度に連結営業利益5000億円以上を目指す。

 15年3月期連結最終損益は1700億円の赤字を見込む。営業損益は黒字を確保するものの200億円と低水準だ。

 これまで成長の柱としていたスマートフォンは、中国メーカーの台頭などを背景に苦戦が続いている。テレビも低価格競争が激しい。いずれも事業への大規模な投資はせず、赤字を出さないことを最優先に運営する。平井氏は「市場環境を見ながら売却や提携といった戦略を大胆に考えないといけない」と語った。

 ≪平井社長「危機感を持って商品出すため」≫

 ソニーの平井一夫社長が開いた記者会見の主な一問一答は次の通り。

 ――音響・映像(AV)事業を分社する狙いは

 「危機感を持って商品を出していくためだ。利益確保を念頭に経営し、結果責任を明確にする」

 ――半導体、ゲーム機、映画、音楽を今後の収益の柱に位置付けた

 「技術革新により競合他社との違いを出せる。成長領域として十分な投資を行う」

ソニーの構造改革とは

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