第57回グラミー賞授賞式で、圧巻のパフォーマンスを披露した米歌手のマドンナさん=2015年2月8日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(ロイター)【拡大】
「誤報」反論も火に油
ところがデーリー・メールの報道が想像以上の騒ぎになったため、レディオ1側は17日、公式フェイスブックで「報道を信じないでほしい。選曲の基準は楽曲の良さや若者へのアピール度などケース・バイ・ケースだが、アーティストの年齢は決して選曲要因にはならない」と断言。「事実、(72歳の)ポール・マッカートニーは最新の2曲がオンエアリストに入っている」と反論した。
しかし、この説明にはネット上の音楽ファンや欧米メディアが再反論。この2曲はいずれもメーンは若者に人気の米歌手、カニエ・ウェストさん(37)で、マッカートニーさんはゲスト扱いであると指摘し、レディオ1は苦境に陥っている。
今月8日に米ロサンゼルスで行われた第57回グラミー賞授賞式では、闘牛士を思わせる真っ赤な衣装で「リヴィング・フォー・ラヴ」を熱唱し、会場にいた米歌手、テイラー・スウィフトさん(25)らが踊り出すほどのパフォーマンスを披露したマドンナさん。「選曲に歌手の年齢は関係ない」という説明を額面通りに受け取るなら、局側の選曲センスのなさが一層際立つことになる。(SANKEI EXPRESS)