唯我独尊のジャンパーとして、高梨は優しすぎないか。
原田に落ちろと念じた葛西も今や土屋ホームでは監督兼任。所属の伊藤が取った銀メダルに「泣いてしまって自分のジャンプどころではなかった」と話した。それがノーマルヒル、混合団体の失速に直結したわけでもなかろうが、ソチ団体でみせた涙とともに、こちらも優しくなりすぎてはいないか。
高梨の陰に隠れ、「ずっと悔しい思いばかりしてきた」という伊藤はようやく個人戦で花を咲かせたが、混合団体でみられたように、まだまだ安定感に欠ける。
ノーマルヒルでも混合団体でもきれいなジャンプをそろえた竹内は逆に安定感、安心感は抜群だが、最終ジャンプでは爆発力もみたかった。
4人目の最終ジャンプ。首位と0.6点差のノルウェーはベルタが95.5メートルの大ジャンプでプレッシャーをかけたが、ドイツの最終ジャンパー、フロイントは96メートルで逃げ切った。そんな劇的ジャンプを竹内に期待する。(EX編集部/撮影:共同、ロイター、AP/SANKEI EXPRESS)