糸魚川から新潟・富山県境にかけては断崖が連なる絶景親不知(おやしらず)や、翡翠(ひすい)が打ち上がる海岸が続く。ただし海が見えるのは、トンネルが途切れるほんの一瞬だ。
神々しい北アルプス
長野では北アルプスを東側から眺めたが、新幹線が北から回り込んで富山平野に入ると、いよいよ北アルプスの西側の表情が目に入る。開けた田園の先に、切り立った山々が連なる姿は圧巻だ。3000メートル級の北アルプス立山連峰の中でも、鋭い稜線が威容を誇る剣岳には神々しさすら感じる。
富山駅、新高岡駅を通過した先の砺波平野に広がるのは散居村。どこまでも続く水田はまるで碁盤のよう。屋敷林に囲まれた民家が碁石のように点在し、昔ながらの農村の面影を残す。
源平合戦の舞台としても知られる倶利伽羅峠をトンネルでくぐると、もう石川県。加賀百万石の中心、金沢に入ればホテルなどのビル群の脇を通り、真新しい新幹線駅舎に到着する。(SANKEI EXPRESS)