一方の「イスラム国」はといえば、彼らの蛮行に対する政府の対応をめぐり、国内ではさまざまな意見が出た。国が団結してテロとの戦いを進めていこうとするときに、政府の対応を非難すべきではないという声もあがった。しかし、敵対するすべての言論を認めない「イスラム国」に比べ、多様な言論が許される日本はなんとすばらしいことか。
ヒューイとフェリシア、2人の恋はどうなるのか。ミュージカルの結末は少し悲しい。そして、とてもリアルだ。この世界には、個人と個人の関係だけでは越えられない壁がある。そして、壁を越えようとする方法は1つではない。
ブロードウェーで上演された際は、結末をめぐり賛否あったという。それこそが、この作品のすばらしさである気がする。多様なものが存在できる尊さをかみしめながら、帰路に就いた。(道丸摩耶/SANKEI EXPRESS)