日本統治下の1919年に起きた「3・1独立運動」を記念する政府式典で太極旗(韓国国旗)を振る朴槿恵(パク・クネ)大統領(中央)。国民の支持率は低迷し、対日関係も冷え切ったままの中、残り任期3年の政権運営は容易ではない=2015年3月1日、韓国・首都ソウル(ロイター)【拡大】
反省せずいつも責任転嫁
左派・革新系のハンギョレ(電子版、2月24日)は「朴大統領が持っている多くの問題点の中でも、とくに核心的なものを挙げろと言うなら、自らに対する省察と反省はせずにいつも言い訳と人のせいにするという一貫したスタイルではないだろうか。このような態度が政権はもちろん国全体の変化と発展を妨げる最大の障害物として作用してきた。朴大統領就任から2年過ぎた現在、国家が相対的に乱気流に陥り、大統領個人の支持率が急降下したのも朴大統領のこのような頑固一徹な態度に起因するところが大きい」とし、「就任以降のこの2年は“変わりなさい”という国民の要求と、“変わらない”という大統領の意地が果てしない平行線を辿った歳月でもある」と手厳しく批判した。(国際アナリスト EX/SANKEI EXPRESS)