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【まぜこぜエクスプレス】Vol.46 自閉症の不思議な世界(1) 個性豊かなアーティストたち (2/4ページ)

2015.3.4 13:40

アートパフォーマンスで制作した粘土の動物を説明する佐々木卓也さん(右)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(左、山下元気さん撮影)

アートパフォーマンスで制作した粘土の動物を説明する佐々木卓也さん(右)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(左、山下元気さん撮影)【拡大】

  • 自身の作品を持つ塗敦子さん。作品は、2015年4月2日から伊藤忠青山アートスクエアで開催される「”Warm_Blue”_MAZEKOZE_Art」にも展示される=2014年5月10日(山下元気さん撮影)

 私が卓ちゃんとアートパフォーマンスを始めたきっかけは2011年の東日本大震災。卓ちゃんのお母さん、睦子さんの「被災した人を支援したい」という思いから、「卓也にできることは絵を描くこと。ちづるさんとだったら、大勢の前でも描けると思う」と提案があった。

 白いキャンバスに私がまず鉛筆で線を描く。思いつく数字、ひらがな、英字などを混ぜて。私の様子をじっとみている卓ちゃん。線を入れ終わると、キャンバスを両手でつかみ、にらむように凝視。アーティストの顔になる。「大丈夫?」と聞くと、「ダイジョウブ!」と答える。その言葉が自閉症によくある特徴の一つの“オウム返し”なのか、本当に大丈夫なのかわからない。睦子さんはハラハラ。最初の頃は、両手を胸の上で組み、祈るように見守っていた。輪郭は描かずどんどん色を重ねるので、お客さんも何が何だかわからない。だが、卓ちゃんの自信に満ちた筆運びに吸い寄せられるように見続けるのだ。写真をパシャパシャ撮っても、騒がしくても、彼の集中力が途切れることはない。約1時間後、カラフルな動物が折り重なるように寄り添った作品が完成。会場は感嘆の声と拍手に包まれる。

「表現に託すものが深い」

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