不振の要因に「食の安全」に対する意識の高まりがあると指摘する声もある。2011年まで使っていた、化学的に殺菌された加工肉が「ピンク・スライム」と呼ばれてイメージを落としたことや、昨年発覚した中国の食品会社の期限切れ鶏肉使用問題などが顧客離れをもたらしているというわけだ。マクドナルドは今月1日にイースターブルック最高経営責任者(CEO)が就任し、巻き返しを模索している。
「第二のスタバ」か
一方のシェイク・シャックは「抗生物質や成長ホルモンを使わない牛肉」や新鮮な食材を使っていることが売り物。商品のカロリーは低くはないが、ジョギングイベントを主催するなど、健康的なイメージ作りにも力を入れる。また拡大路線の結果として「ありふれた店」になることを避けるため、早い段階から米国以外への進出に力を入れ、出店地域を分散させる戦略を採っているとも分析されている。
全世界で2万1000店以上を展開するスターバックスも1992年の上場時には165店舗しかなかった。シェイク・シャックが「第二のスタバ」となって、ハンバーガー業界の勢力地図を塗り替えるシナリオも描かれている。(ワシントン 小雲規生/SANKEI EXPRESS)