【アメリカを読む】
米マクドナルドの最高経営責任者(CEO)、ドン・トンプソン氏(51)が1月28日、突然の辞任を発表した。安さや手軽さを武器に世界的な拡大を進めてきたマクドナルドだが、健康に悪いイメージを払拭し切れずに米国内での販売が苦戦。最近では米国内で味や都会的なイメージを売り物にした新興ハンバーガーチェーンの台頭を招いている。またマクドナルドは日本での品質期限切れの鶏肉使用問題も業績に大きな打撃となっており、世界中でマック離れにさらされている形だ。CEOが「敵前逃亡」したマクドナルドの先行きはいばらの道になるおそれがある。
「最大のスランプ」
「マックのファミリーにさよならを言うのはつらいが、何事にも潮時がある」。トンプソン氏は28日の声明で、3月1日付の退任を明らかにした。辞任の理由は明かされていないが、2012年の就任後の業績低迷が背景にあることは間違いない。