こうした新興勢力はマクドナルドに比べればまだまだ小規模で、マクドナルドの経営に直接的な打撃を与えているわけではない。しかしマクドナルドと正反対のコンセプトのチェーンが注目を集めている潮流は、マクドナルドの拡大路線が頭打ちになりつつあることの表れだ。
またマクドナルドは米国外でも逆風にさらされている。中国の食品会社の期限切れ鶏肉使用問題による日本での客離れは顕著で、14年の日本を含む「アジア太平洋、中東、アフリカ地域」の営業利益は前年比28%減だった。
トンプソン氏の後を引き継ぐ最高ブランド責任者(CBO)のスティーブ・イースターブルック氏(48)にとっては、世界で進むマック離れに歯止めをかけることが急務だ。市場からは「マクドナルドはこれからも安さや手軽さに磨きをかけていくのか、安さを犠牲にしてでも新興勢力同様においしさを追求していくのかを早急に決断せねばならない」との声が出ている。(ワシントン支局 小雲規生(こくも・のりお)/SANKEI EXPRESS)