新幹線開業のあおりを受ける高速バスも価格面では侮れない。高速バス最大手のウィラー・アライアンス(東京)は東京方面から金沢・富山へ向かう夜行バスを5100~8100円で運行。ゆったりとくつろげる座席も売り物だ。しかも、キャンペーン料金が適用されれば3000円程度になることもある。
三者による激しい価格競争は当面続きそうだが、JR東の冨田哲郎社長は「飛行機や高速道路も含め、年500万人といわれる北陸と首都圏の人の流れを倍にしたい」と交流人口そのものの増加に期待をかける。
≪予約5倍 旅行商品の売れ行き絶好調≫
北陸新幹線の開業で、旅行業界は国内旅行の需要を喚起する「起爆剤」になると期待をふくらませている。
もともと北陸は「加賀百万石」に代表される歴史、北アルプスなどの雄大な自然、日本海の幸など、多くの観光資源を擁する。鉄道での往来が便利になることで「首都圏と北陸の行き来に加え、北陸新幹線を経由した東北などへの周遊型旅行へのニーズも高まる」(旅行大手)とみる。