オーストラリアのメルボルンで結成されたバンド、エア・サプライ=2010年1月21日(提供写真)【拡大】
ピックアップ・トラックにサーフボードを積み込み、窓を全開にしながら海岸沿いを走る。波の音に混じってカーラジオから聞こえてくるのは、甘いメロディーと極上のハーモニー…。思わずそんな連想をしてしまうグループといえば、なんといってもエア・サプライ。数々のヒット曲を携えて、この春もビルボードライブのステージに登場します。
エア・サプライは、オーストラリアのメルボルンで結成されたバンド。1970年代の半ばから活動を始めましたが、全米進出した80年にシングル「ロスト・イン・ラブ」で一気に大ブレーク。その後も「シーサイド・ラブ」「さよならロンリー・ラブ」「オール・アウト・オブ・ラブ」「渚の誓い」といったナンバーを続々とチャートに送り込みます。80年代初頭という輝かしい時代ならではの爽やかなサウンドで、海辺やカフェバーなどどこに行っても定番のBGMでした。ウインドサーフィンやパラセーリングをデザインした、リゾート感たっぷりのアルバムジャケットを思い出す方も多いことでしょう。