リコーダーの四重奏、栗コーダーカルテット。(写真左から)栗原正己(リコーダー、ピアニカ、アンデス〈鍵盤リコーダー〉ほか)、川口義之(リコーダー、ボーラン〈アイルランドの打楽器〉、サックス、ウクレレほか)、近藤研二(リコーダー、ギター、ウクレレほか)、関島岳郎(リコーダー、チューバ、口琴ほか、提供写真)【拡大】
リコーダーの四重奏、栗コーダーカルテットが奏でる、「親しみやすくどこか懐かしい」音色の魅力が、じわじわ日本中に浸透しつつある。NHK Eテレの子供向け番組「ピタゴラスイッチ」の音楽や、CM、映画音楽などでファンになった人も多いという。今月、東京・高円寺の劇場、座・高円寺で公演を行う。
活動合間の遊びから
「4人ともポピュラー音楽のシーンで活動していてお互いに知ってはいましたが、近藤研二がやっていたバンド『ハイポジ』を手伝ったときに初めて4人そろいました。その時、栗原正己にリコーダーブームが来ていて、ハイポジの活動の合間に合奏して遊んでいたんです。当時『たま』というバンドの知久寿焼(としあき)さんとの飲み会の席で、知久さんの歌をリコーダーで伴奏したら面白いという話が出て、それが実現した1994年7月から栗コーダーカルテットとしての活動が始まりました」と関島岳郎が結成当時を振り返る。