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甦る「ドン・キホーテ」の威光 文豪セルバンテスの遺骨 スペインで発見 (3/3ページ)

2015.3.19 00:01

ミゲル・デ・セルバンテスの遺骨を調査するため、ひつぎの残骸を調べる専門家たち=2015年1月25日、スペイン・首都マドリードの三位一体女子修道院(AP)

ミゲル・デ・セルバンテスの遺骨を調査するため、ひつぎの残骸を調べる専門家たち=2015年1月25日、スペイン・首都マドリードの三位一体女子修道院(AP)【拡大】

  • スペインの文豪、ミゲル・デ・セルバンテス(1547~1616年、ゲッティ=共同)

 帰国後も金銭トラブルで投獄されたが、50代での獄中生活で構想した物語を「ドン・キホーテ」(1605年)として出版し、国民的な人気作家になった。しかし版権をタダ同然で売却したため貧困生活の末、破産。シェークスピアが亡くなった同じ週の1616年4月22日、68歳で死亡した。翌日埋葬されたが、結局、埋葬場所もスペインの平均的な住宅の玄関ホールより小さい修道院の地下のアルコーブだったことになる。

 この修道院は今回の大発見を機に、来年迎える彼の没後400年に合わせ、彼を再埋葬し、埋葬場所である地下への新たな入り口を建設するという。

 セルバンテスが後続の作家に与えた影響は大きい。チャールズ・ディケンズ(英国)、フョードル・ドストエフスキー(ロシア)、ジェームズ・ジョイス(アイルランド)ら世界的な大作家のほか、夏目漱石も英国留学中にドン・キホーテをむさぼり読んだと伝えられる。

 ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校でスペイン語圏の文化を教えるタイラー・フィッシャー講師はCNNに「今回の発掘は、セルバンテスに対する世間の注目度を一気に高め、街も活性化させる」と指摘。ドン・キホーテの威光が甦(よみがえ)り、今後、この一帯が世界的な観光名所になる可能性を示唆した。(SANKEI EXPRESS

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