支払い機能を搭載したスマートウオッチ「スウォッチタッチ_ゼロワン」の発売を発表するスイスの時計メーカー「スウォッチ」=2015年3月12日、スイス・コルジェモン(ロイター)【拡大】
しかし、こうした状況に対して、老舗の時計メーカーの中には距離を置く向きも少なくない。
1980年代後半から90年代にかけて日本の時計メーカーのクオーツ式腕時計が世界を席巻したものの、その後、中国などの安い汎用(はんよう)品に押され、急激に利益を落としたことがある。
この時、スイスのメーカーは旧来型時計の高価格化というブランド戦略への転換で見事乗り越えた。そのような教訓が時計業界にはあるのだ。
しかし、腕時計とコンピューターの融合の流れを押しとどめることは難しい。老舗メーカーもブランドを守りながら、オープンにインターネットを活用して新たな価値を生み出すための挑戦をしていかなくてはならないだろう。クラーク氏が予言した腕時計の進化に興味津々である。(気仙英郎/SANKEI EXPRESS)