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ロボットの「性格」 簡単カスタマイズ Google ダウンロード技術、特許取得 (3/3ページ)

2015.4.5 00:00

昨年、ソフトバンクが発表したパーソナルロボット「pepper(ペッパー)」。ロボット事業への参入は日本でも活発化している=2014年6月5日、千葉県浦安市(大山実撮影)

昨年、ソフトバンクが発表したパーソナルロボット「pepper(ペッパー)」。ロボット事業への参入は日本でも活発化している=2014年6月5日、千葉県浦安市(大山実撮影)【拡大】

  • 米映画「ターミネーター」シリーズの最新作に登場するロボット。これからは、ロボットの性格も外見も思いのままの時代になるのか(AP)

 「2045年問題」警鐘

 だが、こうしたグーグルの試みには、批判的な見方もある。英紙インディペンデントは、「グーグルによる人格ロボットの特許取得は、『技術的特異点(シンギュラリティー)』に至る第一歩だ」と説いている。技術的特異点とは、人間を超えるロボットが出現する時点を指し、米発明家、実業家のレイ・カーツワイル氏(67)は2045年までに訪れると主張している。そして、技術的特異点が来れば、ロボットは自身を構成するプログラムをより高度なものに勝手に書き換え、やがて地球を支配。人間は肉体を失い、意識のみがロボットの中で息づく状態に陥ることなどが想定されると警鐘を鳴らしている。

 こうしたカーツワイル氏の「2045年問題」の指摘には、米マイクロソフト創業者で元会長のビル・ゲイツ氏(59)や、米スペースXとテスラ・モーターズの最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏(43)らも、賛同している。だが、グーグルのエリック・シュミット会長(59)は「『2045年問題』の指摘は誤りだ。優れた人工知能のロボットは、人類にユートピアをもたらす。ディストピア(暗黒社会)ではない」と真っ向から反論している。(SANKEI EXPRESS

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