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【佐藤優の地球を斬る】イランVS.サウジ 代理戦争化するイエメン危機 (2/3ページ)

2015.4.6 14:30

イエメンの首都サナアで銃を掲げ、サウジアラビアによる空爆への対抗を訴える武装組織「フーシ派」の支持者ら=2015年4月1日(ロイター)

イエメンの首都サナアで銃を掲げ、サウジアラビアによる空爆への対抗を訴える武装組織「フーシ派」の支持者ら=2015年4月1日(ロイター)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 この状況で、フーシ派を支援するイランがイエメン情勢に本格的に介入し始めている。イランの最精鋭部隊イスラム革命防衛隊が、イエメンに非合法に入国し戦闘行為に従事している。通常、このような事態になれば、米国が軍事介入する。しかし、米国はイランを刺激することを恐れ、軍事的対応を取ることに躊躇(ちゅうちょ)している。そこで動き出したのがサウジアラビアだ。

 <イエメンでイスラム教シーア派系武装組織「フーシ」に対するサウジアラビア主導の空爆が激化するなか、シーア派国家イランのアブドラヒアン副外相は3月31日、イエメン内のすべての対立勢力が参加する政治協議の開催を呼びかけた。

 サウジアラビアとその同盟国であるスンニ派のアラブ諸国の当局者によると、3月下旬からフーシに対する空爆を始めたのは、イランとの核協議を抱える米国がイエメンへの軍事介入に二の足を踏んでいると結論づけたためだ。イランはイエメンのフーシを支援しているとみられている。

 アブドラヒアン副外相はイエメンへの軍事介入では問題は解決できないとし、サウジとその湾岸諸国同盟は空爆を行うことで「自らを難しい立場に追い込んでいる」と述べた>(4月1日「ウォールストリート・ジャーナル」日本語版)

「敵の敵は味方」という理屈

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