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「背水」サムスン 新型スマホ日本投入 アップル中心の市場 風穴開くか (2/3ページ)

2015.4.9 09:25

日本市場でのシェアが低迷する韓国サムスン電子は、「ギャラクシー」の最新モデルで巻き返しを狙う=2015年4月8日、東京都中央区日本橋(高橋寛次撮影)

日本市場でのシェアが低迷する韓国サムスン電子は、「ギャラクシー」の最新モデルで巻き返しを狙う=2015年4月8日、東京都中央区日本橋(高橋寛次撮影)【拡大】

  • 【国内スマートフォン】ベンダー別出荷台数シェア=2013年、※IDCジャパン調べ

 サムスンがアップルへの対抗心を剥き出しにするのは、昨年10~12月期のスマホ世界販売台数でアップルに抜かれ2位に転落したからだけではない。日本ではアップルに完全に水をあけられているためだ。

 東京五輪にらみ

 IDCジャパンによると昨年の国内スマホ市場のシェアは、アップルが約6割を占めた。対するサムスンはその10分の1以下だ。携帯各社がアイフォーンを「実質0円」で販売するなかで、不利な競争を強いられた面もある。

 サムスン電子ジャパンの石井圭介専務は、日本市場について「最重点エリアと位置づけ、販促費や広告宣伝費など、多大な投資を行う」と強調する。携帯販売店に専門のコーナーを設置するほか、説明員も数倍に増やしたという。

 サムスンが日本市場にこだわるもう一つの理由が2020年の東京五輪だ。サムスンは最高位の五輪スポンサーだけに、石井専務は「今のようなシェアで開催を迎えることはできない」といい、スマホに端を発した業績不振からの脱却を急ぐ。

アップル中心の市場 風穴開くか

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