準惑星「ケレス」に近づくNASA(米航空宇宙局)の無人探査機ドーンのイメージ図。今後の探査で地球外生命体の痕跡が見つかるかもしれない(NASA提供・ロイター)【拡大】
パネルディスカッションでは、NASA科学ミッション本部の次長補で、元宇宙飛行士でもあるジョン・グランスフェルド氏がこのデータを引き合いに、「太陽系外に生命体が見つかるのは時間の問題だ」と断言。NASA太陽系物理学部門の暫定責任者、ジェフリー・ニューマーク氏も同じ会合で、地球外生命体の決定的証拠の入手について「“もしも”では絶対にない。“いつになるか”(が焦点)なのだ」と言い切った。
人類の敵か味方か
それでは、10年以内に兆候が見つかるはずの地球外生命体は人類にとっての敵なのか、それとも味方なのか。ストファンさんはこの点について、ぬか喜びは禁物だと指摘している。
「私たちが話をしているのは、リトルグリーンメン(ディズニー映画『トイ・ストーリー』に出てくる目玉が3つの宇宙人)のことじゃないの。私たちが話題にしているのは、現時点では、ごく微小な微生物のことなのよ」(SANKEI EXPRESS)