オリジナル料理を創作する人工知能ソフト「シェフワトソン」を開発した米IBMのエンジニア(左)と米人気料理雑誌「ボナペティ」の編集者=2014年6月30日、米ニューヨーク(AP)【拡大】
「ベルギー風ベーコンプリン」は、ベーコンのスモーキーな風味とバターミルク味が絶妙にマッチ。「プラムパンチェッタサイダー」は、日本酒をサイダーで割り、そこにスライスした梅とオレンジの皮、さらにグラスからはみ出るほど大きなベーコンを突き刺したカクテルで、見た目も衝撃的だ。
このほか「トルコ風ブルスケッタ」や「インド風パエリア」「スイス・タイ風キッシュ」といったレシピもあり、シェフワトソンが、世界各地の料理を融和させようとしていることもうかがえる。
AIをめぐっては、車いすの天才物理学者、スティーブン・ホーキング博士(73)が「猛烈なスピードで進化し、将来、人類を滅ぼす可能性がある」と警告し物議を醸した。シェフワトソンはすでに人間を超え、暴走を始めたのか。実際に料理を作って味わってみるしかなさそうだ。(SANKEI EXPRESS)