第1回アジア・アフリカ会議に出席したインドのネール首相(左・当時)と娘のインディラ・ガンジー氏(中央)。世界初の非白人だけによる国際会議だったが、中印紛争で中断を余儀なくされた=1955年4月(AP)【拡大】
バンドン会議50周年の2005年の首脳会議には小泉純一郎(こいずみ・しゅんいちろう)首相(73)=当時=が出席し、過去の「植民地支配」や「侵略」を謝罪した戦後50年の村山富市(むらやま・とみいち)首相談話を踏襲する演説を行った。これらの文言は、05年8月に出された戦後60年の小泉談話にも引き継がれた経緯がある。
首相はこれまで「歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継ぐ」としながらも今夏に出す戦後70年談話では、過去の首相談話の文言をそのまま踏襲することはしない考えも示している。首相が2月に戦後70年談話に関する有識者会議「21世紀構想懇談会」(座長・西室泰三(にしむろ・たいぞう)日本郵政社長)を立ち上げたのも、「未来志向」の色合いを強めたいという思いの表れだ。
政府筋は、戦後日本の平和国家としての歩みや、今後の世界とアジア太平洋地域への国際貢献への意欲を強調しつつ、「おわび」には言及しない見通しを示している。