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戦後70年目 日中の歴史問題なお火種 (1/5ページ)

2015.1.30 10:00

2014年12月13日、南京大虐殺記念館で開かれた追悼式典に出席し、モニュメントの除幕を行う習近平国家主席(左)。背後の壁には「遭難者30万人」と記されている=中国・江蘇省南京市(共同)

2014年12月13日、南京大虐殺記念館で開かれた追悼式典に出席し、モニュメントの除幕を行う習近平国家主席(左)。背後の壁には「遭難者30万人」と記されている=中国・江蘇省南京市(共同)【拡大】

  • 日中間の歴史問題に関わる2015年の主な日程

 【国際情勢分析】

 戦後70年の今年、中国は“歴史カード”を次々と繰り出して日本に揺さぶりをかけることになりそうだ。とりわけ「西暦で5のつく年は暗雲漂う1年」(中国の外交関係筋)といえる。というのも、第二次世界大戦に加え、4月17日は日本側の勝利に終わった日清戦争の講和条約である11カ条の「下関条約」調印(1895年)から今年で120年を迎える。さらに5月9日には、第一次世界大戦中に日本側が突きつけた1915年の「対華21カ条要求」の最後通告受諾から100年となる。

 いずれも現在の「中華人民共和国」が49年10月1日に成立する以前の歴史ながら、「抗日戦争勝利」こそ政権維持のためのレジテマシー(正統性)と位置づける中国共産党政権は、あらゆる“記念日”を利用して圧力を強めることが、日本との関係のみならず内政の安定にも欠かせないと考えているようだ。

5のつく年は暗雲の1年

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