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戦後70年目 日中の歴史問題なお火種 (3/5ページ)

2015.1.30 10:00

2014年12月13日、南京大虐殺記念館で開かれた追悼式典に出席し、モニュメントの除幕を行う習近平国家主席(左)。背後の壁には「遭難者30万人」と記されている=中国・江蘇省南京市(共同)

2014年12月13日、南京大虐殺記念館で開かれた追悼式典に出席し、モニュメントの除幕を行う習近平国家主席(左)。背後の壁には「遭難者30万人」と記されている=中国・江蘇省南京市(共同)【拡大】

  • 日中間の歴史問題に関わる2015年の主な日程

 大規模な軍事パレードも

 共産党機関紙、人民日報(電子版)は、軍事パレードの目的として、中国で最新の軍事力を誇示することで、「日本を震え上がらせ、世界に向けて中国が戦後の世界秩序を守る断固たる決意を示す」などとむき出しに説明した。2012年に習指導部が発足して以来、軍事パレードと閲兵式は初めて。自ら「戦勝国」と位置づける中国は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(62)らも閲兵式に招待しているという。

 1931年9月18日の夜、奉天(現在の遼寧省瀋陽)郊外にある柳条湖付近を走る南満州鉄道(満鉄)の線路の一部が爆破された「柳条湖事件」。日本の関東軍は中国側の犯行だと主張して、その後、中国の東北3省を制圧して32年3月1日に「満州国」を樹立させるなど、「満州事変」につながっていく。満州国を中国では傀儡(かいらい)国家だったとして「偽満州国」と呼ぶ。

 日本政府による尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化で反日デモが中国に吹き荒れた2012年、9月18日には瀋陽はもちろん、北京、上海、広東省広東など125以上の都市で反日デモが起きて数百万人が参加し、反日の機運がピークに達した。

注目される「安倍談話」

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