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戦後70年目 日中の歴史問題なお火種 (4/5ページ)

2015.1.30 10:00

2014年12月13日、南京大虐殺記念館で開かれた追悼式典に出席し、モニュメントの除幕を行う習近平国家主席(左)。背後の壁には「遭難者30万人」と記されている=中国・江蘇省南京市(共同)

2014年12月13日、南京大虐殺記念館で開かれた追悼式典に出席し、モニュメントの除幕を行う習近平国家主席(左)。背後の壁には「遭難者30万人」と記されている=中国・江蘇省南京市(共同)【拡大】

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 そして12月13日。旧日本軍によるいわゆる「南京事件」の日だ。追悼式典の主催が昨年、江蘇省や南京市の地元当局レベルから国家レベルに“格上げ”されて「国家哀悼日」と位置づけられた。毎年「南京大虐殺記念館」で行われてきた式典に、昨年、初めて国家主席として演説した習氏はこう述べている。

 「中国を侵略した日本軍は南京に野蛮に侵入し、極めて残虐な南京大虐殺の惨劇を引き起こした。30万人の同胞が殺戮(さつりく)に遭い、無数の婦女が蹂躙(じゅうりん)し惨殺され、無数の児童が命を落として大量の財産が奪われた。中国を侵略した日本軍は、人間性を全く失った南京大虐殺の惨劇を自ら作り出した。第二次世界大戦の『三大惨劇』の一つだ」

 この昨年12月の習氏の演説をめぐって、菅義偉(すが・よしひで)官房長官(66)は今月15日の会見で「被害者数を断定することは困難」とする日本政府の見解を中国側に伝えた、と明らかにしている。

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