新種の草食恐竜「チレサウルス・ディエゴスアレツイ」の想像図(研究チーム提供、共同)【拡大】
ティラノサウルスに代表される獣脚類の仲間でありながら、草食とみられる新種恐竜の化石を南米チリで発見したと、チリ大学などのチームが4月27日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。獣脚類はほとんどが肉食で草食は珍しいという。
化石は、チリ南部にある約1億5000万年前のジュラ紀の地層から出土。子供から成体まで5体以上あり、体長は1.2~3.2メートルと推定。首が長いのが特徴で、頭は小さいが上下に長くて前後に短い。先端が平らにすり減った歯が付いており、草食の竜脚類や鳥盤類に似ていた。(SANKEI EXPRESS)