今年でデビュー35周年を迎えるロックバンド「子供ばんど」が新作「ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか」を5月5日に発表する。リーダーのうじきつよし(57)は「ロックはアウトロー。いまの社会に、言うべきことを言うのがおっさんバンドの存在意義」として、暗闇で毒ガスを探知する「炭坑のカナリア」を目指すという。この日には東京・下北沢で発売記念ライブを行う。
1980年にデビューした子供ばんどはユニコーンの奥田民生(たみお)、JUN SKY WALKER(S)の森純太など、影響を受けたと公言するミュージシャンが多い。88年に活動を休止、2011年に23年ぶりに再開してから、今回が2作目のアルバムとなる。
全13曲、うじきや湯川トーベン(61)らメンバーによるオリジナルを中心に、Superflyの作・編曲家、多保孝一の書き下ろし、大瀧詠一のカバーなどで構成。1970~80年代の往年のロックが現代によみがえったような勢いと、メッセージ性が打ち出された。