女子シングルス4回戦を突破した伊藤美誠(みま)=中国・江蘇省蘇州市(共同)【拡大】
卓球の世界選手権個人戦第6日は1日、中国の蘇州で行われ、女子シングルス4回戦で、初出場の14歳、伊藤美誠(みま、スターツ)がテチアナ・ビレンコ(ウクライナ)に4-1で勝ち、1日夜の準々決勝に進出した。14歳192日でのベスト8は2003年パリ大会女子シングルスでベスト8入りした福原愛の14歳203日を更新し、日本選手の最年少となった。
小さな体がコートで躍動した。伊藤は快挙にも「プレッシャーより、向かっていく気持ちの方が強かった。いつもと変わらない気持ちです」。
相手は苦手としていたカット型だったが、練習で対策を十分積んでいた。序盤は力強くたたくスマッシュ中心で攻め、対応され始めると速いドライブ回転をかけた攻撃にシフト。最後は両方を交ぜて相手を幻惑した。
この日から広い会場にコートは2つだけで、観客の注目もさらに増している。「(声援は)プラスになる。緊張はしていません」と力に変えている。(共同/SANKEI EXPRESS)