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【野口裕之の軍事情勢】韓国の「国歌機密」 (4/5ページ)

2015.5.4 06:00

 作曲者のみならず「不詳」とされてきた作詞者の存在も「不都合な歴史」に加わりそうだ。2000年代に入り、次々と尹致昊(ユン・チホ)(日本名・伊東致昊(ちこう))氏(1865~1945年)だと特定する新事実が明らかになっているためだ。尹氏は日韓併合当初は独立運動家だったが、覚醒したことで「親日派」の烙印を押された開明的人物。決定的証拠は、朝鮮戦争(1950~53年休戦)後の1954年、韓国が米国の知識人にPR用資料として無料配布した英文の小冊子《韓国入門》で、掲載された愛国歌の譜面上に、作詞は尹氏、作曲は安氏と明記されていた。《韓国入門》は、当時の李承晩大統領(1875~1965年)の米国人顧問や駐米韓国大使館文化広報センター長らが中心に編集しており、政府刊行物といっていい。また、歌詞をしたためた尹氏の署名入り原本も、遺族が尹氏が留学していた米国の大学に寄贈。古くより原本の存在は知られていた。

 「不都合な歴史」を封印

 実は55年、政府の国史編纂委員会が審議し、11対2で尹氏を有力としたが「満場一致ではない」とする不可解な理由で「作詞者不詳」となった。「尹に決まれば国歌変更へのうねりが起きると懸念した李大統領の指示」と観測する韓国人専門家もおり、「不都合な歴史」を封印したかったに違いない。

米国赤十字社が52年に刊行した《国歌集》

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