ホワイトハウスでの共同記者会見を終え、握手する安倍晋三(しんぞう)首相(左)とバラク・オバマ米大統領。両首脳が「希望の同盟」の絆を確認した意義は限りなく大きい=2015年4月28日、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】
16年の次期大統領選に出馬を表明したマルコ・ルビオ上院議員(43)は上院外交委員会アジア太平洋小委員会の筆頭理事として北東アジア情勢に強い関心を持っているが、首相の演説に先立ち、ロサンゼルスで日韓関係に触れた発言は示唆に富む。
「(歴史問題は)重大な地政学上の影響を持つ。中国は、日韓が協力することを妨げるため、両国間の分裂を食い物にしてきたからだ」
ルビオ氏が、こうした事態を防ぐために首相の演説で日韓の歴史問題に触れるよう提案したことには同意しかねる。ただ、日韓、もしくは日米と韓国の間に楔(くさび)を打ち込もうとする中国の動きに警鐘を鳴らしたことは素直に評価していい。
強まる日本への期待
日米関係筋は「英国、韓国などが中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を決め、同盟国に裏切られた形となったバラク・オバマ米大統領に、日米同盟における日本の役割強化を約束したことは非常に重要だ」と語る。