安倍晋三(しんぞう)首相の米連邦議会演説について抗議する韓国の市民団体メンバーら=2015年4月30日、韓国・首都ソウルの日本大使館前(共同)【拡大】
安倍氏訪米に備え、「謝罪」を勝ち取るため、米国世論の支持を呼び込もうと、韓国や韓国系住民らがロビー活動を展開してきたが、韓国経済新聞(4月24日)は、「安倍首相の演説を前に米国の広告会社を動員して冷や水を浴びせようとした事実だけが表面化し、国家の恥をさらした」とまで自国のやり口をくさした。韓国外交の戦略的敗北について、どこよりも、韓国メディアが思い知らされたのだ。
「未来を語る日米に向かって韓国は、しつこく過去を語ろうとしている」。東京特派員を長く務め、日本分析でも定評のある朝鮮日報の国際部長は5月1日のコラムで、米国に対し安倍氏への圧力を期待し続ける韓国政府の姿勢をこう評した。米兵に向かって『ギブ・ミー・チョコレート』と叫んだ半世紀前の子供と変わらない」とまで酷評し、朴政権にこう求めた。
「韓国外交もそろそろ、大人になってほしい」(国際アナリスト EX/SANKEI EXPRESS)