サイトマップ RSS

【佐藤優の地球を斬る】米・イスラエルの関係改善は絶望的 (3/3ページ)

2015.5.9 08:00

首都エルサレム近郊で5月7日開かれた第二次世界大戦対独戦勝70周年記念の式典でスピーチをするイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相=2015年、イスラエル(ロイター)

首都エルサレム近郊で5月7日開かれた第二次世界大戦対独戦勝70周年記念の式典でスピーチをするイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相=2015年、イスラエル(ロイター)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 核問題に関する米国の譲歩を、イランはオバマ政権の弱さの印とみている。そして、枠組合意後、イランはシリアを通じてシーア派(12イマーム派)民兵組織「ヒズボラ」への支援を強化した。このことがイスラエルの安全保障環境の悪化につながっている。さらにイエメンでもイランはシーア派(フーシー派)を支援し、イエメンは内戦状態になっている。この状況に対しても米国がイランに配慮して不介入の姿勢を貫いているので、サウジアラビアが有志連合を結成し、イエメン領内のフーシ派拠点を空爆するという事態に発展した。さらにロシアが「人道」を口実にイエメン情勢にフーシー派とイランに好意的な形で介入しようとしている。

 サウジ情勢の不安定化によって、スンニ派原理主義勢力の動きが活発になることをイスラエルは懸念している。このような状況で、イスラエルのネタニヤフ首相は、愛国主義で国内を徹底的に固める方針を取っている。オバマ大統領の任期中は米国とイスラエルの関係は改善しないであろう。(作家、元外務省主任分析官 佐藤優(まさる)/SANKEI EXPRESS

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ