モロッコ出身の女性閣僚、ナジャット・バローベルカセム教育相=2015年5月13日、フランス・首都パリ(ロイター)【拡大】
フランス与党の社会党は、モロッコ出身の女性閣僚、ナジャット・バローベルカセム教育相(37)に対して差別的な発言をしたとして、ニコラ・サルコジ前仏大統領(60)を司法当局に告発した。
野党、国民運動連合を率いるサルコジ氏は11日、パリ北部で行われた政治集会で「無能の極みという点において、バローベルカセムはクリスティアーヌ・トビラに追いつきつつある」などと発言した。トビラ氏(63)は仏領ギアナ出身の女性閣僚で、法相として同性婚の合法化を推進した。(SANKEI EXPRESS)