決勝の男子ダブルスで中国ペアに惜敗した早川賢一(右)、遠藤大由(ひろゆき)組=2015年5月17日、中国・広東省東莞市(ロイター)【拡大】
男女混合の団体戦で争うバドミントンの国・地域別対抗戦、第14回スディルマン杯は17日、中国の東莞で行われ、初優勝を狙った日本は決勝で中国に0-3で完敗し、銀メダルだった。中国は6大会連続10度目の優勝。日本は男子ダブルスの早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)が1-2で、女子シングルスの山口茜(福井・勝山高)は2012年ロンドン五輪金メダルの李雪●(=草かんむりに、内の人を入に)に0-2で2連敗を喫した。3試合目の男子シングルスも上田拓馬(日本ユニシス)が08年北京、ロンドン両五輪優勝の林丹に0-2で敗れた。
日本は1989年の第1回大会から参加し、今大会は初のメダル獲得と過去最高の成績を収めた。(共同/SANKEI EXPRESS)
全種目で世界ランキング上位選手を擁する中国の壁は厚かった。鳴り物の応援で観衆の後押しを受けた王者に、アウェーで挑んだ日本は3連敗で金メダルを逃した。朴柱奉(パク・ジュボン)監督が「接戦もあって悔しい気持ちはあるが、ベストを尽くした上で中国が強かった」と言えば、主将の早川は「いい出来だった。でも、どこか差もあった」と満足感と悔しさを交錯させた。