性的少数者の支援に取り組む団体「ReBit」が開いたセミナーで参加者に話をする薬師実芳さん(右端)=2015年4月27日、東京都新宿区(共同)【拡大】
「セクシュアリティー以外の、この知識だけは(強みがある)とか、そういうものがない。やりたいことが見えなくなってきた」。恋愛の対象となる性を問わないパンセクシュアルの学生(21)はセミナーで、アイデンティティーと就職をどうつなげるかについて悩む様子を見せた。京都市内の大学に通い、戸籍は女性だが性認識はどちらでもない。「就活で自分が少数者であることを明かすか先生に相談したら、『言わない方がいい』と言われ、鬱になった」。就職するに当たり、手本となる人がいないと感じているという。
自分らしい働き方を
ReBitによると、就活では履歴書の性別欄でどちらに丸を付けるのか、男女どちらのスーツを着るのかといった葛藤を抱え、入社後もいじめを受けて退社するなど周囲の無理解に苦しむ例がある。就活段階でどこまで打ち明けていいのか悩む人は少なくない。
サイトは、LGBT向けの社内研修や就職説明会に取り組む企業のほか、就活イベントも紹介。インタビューではLGBTの社会人が、就活の経験や現在の職場のことを率直に語っている。