性的少数者の支援に取り組む団体「ReBit」が開いたセミナーで参加者に話をする薬師実芳さん(右端)=2015年4月27日、東京都新宿区(共同)【拡大】
「好きな人の性別は問わない」と答えた女性は出版社勤務。自らの性の在り方を明らかにして就活していたが、否定的な反応をされたことも。「LGBTについて話すことで自分が消耗してしまうなら、無理に話さなくていいよう、別のネタを用意することも大切」とアドバイスした。
ReBit代表理事の薬師実芳さん(25)は、戸籍は女性だが男性として生活する。働くことに不安を感じていたが、楽しそうに働くLGBTの大人と会い「なぜこのことをもっと早く知ることができなかったのか」と思い、学生時代にReBitを立ち上げた。薬師さんは「セクシュアリティーが障壁となって諦めたり困ったりする人が多い」とする一方、「セクシュアリティーは自分の全てではなく一部でしかない。とらわれずに自分らしい働き方をしてほしい」と話した。(SANKEI EXPRESS)