民主党は26日に枝野幸男(ゆきお)幹事長(50)が登壇し、特別委の最初の質疑には岡田克也代表(61)が立つ。首相との対決姿勢を鮮明にする民主党は、自衛隊員のリスクについて「増大していない」と述べた中谷元(げん)防衛相(57)にも揺さぶりをかける狙いだ。
特別委の筆頭理事には、知名度の高い長妻昭(あきら)代表代行(54)を起用して発信力を重視した。委員には保守派の長島昭久氏(53)、リベラル派の辻元清美氏(55)を据えて党内バランスを取った。
松野頼久代表(54)の新体制で臨む維新は26日の質問者に党唯一の女性、太田和美氏(35)を立て「女性から見た安保法制」として独自の切り込みを行う。
安倍政権に「是々非々」の立場の松野氏は、安保法案の進め方では「安倍政権のやり方はあまりにも強引だ」と批判する。23日は地元・熊本で民主党県連大会に出席し、「しっかりと野党を再編すれば次の衆院選で十分政権交代が狙える」と連携に意欲を示した。
ただ、民主党には集団的自衛権行使をめぐり意見の幅があり、維新は大阪選出の議員を中心に民主党に近づく松野氏への警戒がある。与党を攻めるはずの「安保国会」は、逆に野党の“矛盾”があぶり出されることになりかねない。(水内茂幸、山本雄史/SANKEI EXPRESS)