FCソウル戦で前半、競り合うG大阪・宇佐美貴史(中央)=2015年5月27日、大阪府吹田市・万博記念競技場(共同)【拡大】
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は27日、大阪・万博記念競技場などで16強によるホームアンドアウェー方式の決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、先勝していたG大阪はホームでFCソウル(韓国)を3-2で下して2戦合計6-3とし、優勝した2008年以来のベスト8入りを決めた。
G大阪は前半に2点を先取して主導権を握り、FCソウルに後半攻め立てられても慌てなかった。
1週間前に敵地ソウルで先勝、0-2で負けても突破が決まる優位な状況だった。それでも長谷川監督は「われわれが韓国でやったことは、FCソウルが万博でやってもおかしくない」と手綱を緩めず、指揮官の思いに選手も呼応した。
前半16分ごろ、宇佐美が守備選手を引きつけながら左サイドに攻め込む。巧みな浮き球をゴール前に送ると、走り込んだ長身のパトリックが相手と競り合いながら押し込んだ。前半終了間際には倉田がこぼれ球に鋭く反応して加点。2戦合計5-1として準々決勝進出をほぼ決定づけた。(SANKEI EXPRESS)