米司法省は27日、総額1億5000万ドル(185億円)以上の汚職に関与した疑いがあるとして、スイス司法当局が国際サッカー連盟(FIFA)の副会長2人を含む関係者7人を逮捕したと発表した。FIFAは28、29の両日にスイス・チューリヒの本部で年次総会の開催を控えており、司法当局は年次総会に出席する幹部らが集まっていた豪華ホテルを急襲、容疑者を逮捕した。幹部らには、過去の中南米でのサッカー大会で賄賂の見返りに試合の放送権などの便宜を図った疑いが持たれている。長らく金権体質が問題視されてきたFIFAに司法当局のメスが入り、サッカービジネスをめぐる利権構造がようやく白日の下にさらされることになりそうだ。
放映権で便宜図った疑い
スイス司法当局によると、逮捕されたのは、ケイマン諸島のFIFA副会長、ジェフリー・ウェブ容疑者(50)、ウルグアイの副会長、エウヘニオ・フィゲレド容疑者(83)ら7人。また、米司法省はスイスで逮捕された7人を含め、トリニダード・ドバゴの元副会長、ジャック・ワーナー容疑者(72)ら14人を訴追したと発表した。