秋田市で5月30、31の両日、東日本大震災の復興祈願で東北6県の代表的な祭りが集まる「東北六魂祭」が行われた。夏の訪れを感じさせる暑さの中、市内の大通りを1000人以上の踊り手たちがパレードし、沿道に集まった観客から拍手や歓声が上がった。六魂祭は2011年に仙台市で初めて開かれ、今年で5回目。
開祭式では、参加者が東日本大震災の犠牲者に黙祷(もくとう)。穂積志(ほづみ・もとむ)秋田市長が「まだ真の復興には至っていない。『東北は一つ』という思いで一歩前へ進んでいこう」と呼び掛けた。
今年の六魂祭は初日に限ってパレードの時間を夜まで延長。秋田竿燈(かんとう)まつりの竿燈に明かりがともると、観客も一体となって「ドッコイショー」という掛け声が町中に響き、祭りの気分を盛り上げた。
青森ねぶた祭で実際に使われる高さ約5メートル、幅約9メートルの大型ねぶたも六魂祭に初登場し、迫力ある動きに沿道が沸き上がった。パレードではそのほか、盛岡さんさ踊り、仙台七夕まつり、山形花笠まつり、福島わらじまつりが競演した。
長野市から来た主婦、本間倍子さん(78)は「6つの祭りを一度に見る機会は初めて。リズムがよくて、東北の活気を感じた。また見に来たい」と興奮気味に話した。